【レビュー】ASRock Z390 Extreme 4を買いました!Phantom gaming 6と比較

先日、Intel Core i7 8700kとともにASRockさんのマザーボード Z390 Extreme 4を購入しました。

今回はそのレビューをしたいと思います。

パソコン構成

CPUi7 8700k
MBASRock z390 Extreme4
GPUGTX 1060 6GB
CPUクーラーScythe 虎徹MarkII
電源Antec NE750G

両マザーボード共通の強力な電源周り

今回このマザーボードを選んだ理由の1つが、これです。電源周りの強さは、オーバークロック耐性や、ゲームプレイ時の安定性に関わってきます。

このマザーボードには、12個もの電源フェーズが搭載されています。これは、同価格帯のASUSさんのマザーボード ROG-STRIX-Z390-F Gamingの9個よりも多いです。

ASRock公式ツイッターさんによると、液体窒素冷却とかでなければTaichiと同じくらいのOC耐性があるようです。

また、CPU用の電源コネクタも8+4ピンとなっており、9世代CoreシリーズのOCにも耐えうる電源周りとなっています。

筆者は、Core i7 8700Kをオールコア4.8GHzにOCしていますが、不具合なくちゃんと動いてくれています。

※オーバークロックは自己責任で行なってください。

ASRock Z390 Phantom Gaming 6との違い

この2つの価格差は3千円程です。また、ここに書いていない項目はほぼ同じだと思っていいと思います。

Z390 Extreme 4とPhantom Gaming 6を比較します。僕はこの2つで悩みました。

PG6は有線LANを2つ搭載

Phantom Gaming 6(以下PG6)には、1Gbps対応の有線LANと、2.5Gbps対応の有線LANの2つのLANポートが搭載されています。対して、Extreme 4は1Gbpsの有線LANのみ搭載されています。

2.5Gbps対応のポートは、通信速度が上がるだけでなく、レイテンシも下がると言われています。もし、有線LANを使ってfpsなどのゲームをするなら、PG6を選ぶべきです。

PG6はヒートシンクにヒートパイプが通っている

商品画像で確認したのですが、PG6はヒートシンクがヒートパイプで繋がっています。しかし、Extreme 4は、繋がっていません。これによって、電源フェーズの冷却に多少の影響があるものと思われます。

現状では、ヒートパイプなしのExtreme 4で冷却不足を感じたことはありません。もともと巨大なヒートシンクがついてるので。

Dr. Debugの有無

Dr. Debugとは、起動に失敗した時などに、どこが悪いのか表示してくれるものです。また、起動後はCPUの温度を表示することもできます。PG6にはこの機能がついていますがExtreme 4にはついていません。

オーバークロックなどをする時には便利だと思いますが、サイドパネルがアクリルのケースでないと、隠れてしまいます。

全体的にPG6のほうが優秀です。Extreme4のメリットは値段くらいしかありません。

付属ソフトについて

以前使っていたGIGABYTEのマザーボードには、色々な付属ソフトがついてきていたのですが、このマザーボードはそれに比べて少ないです。

付属ソフトは、オーバークロックソフト、RGB制御用ソフト、LAN用ユーティリティくらいです。一応他にもありますがほとんど使っていません。

GIGABYTEの方にはバックアップ用ソフトや、パソコンの時間制限などがついてました。どちらも微妙な完成度でしたが。

総合評価

このマザーボードは市場価格が2万円前後で、いわゆるミドル帯の製品です。この価格帯では値段と質のバランスが特に重要になります。その点このマザーボードは、うまく両立していると思います。

RGBのLEDなど流行を取り入れつつも、電源フェーズなど性能面では妥協しない、ASRockらしいマザーボードになっていると思います。

完璧ではないですが、使いやすいマザーボードです。