Ubuntu等ではphpをインストールすると、ターミナルで”php <ファイル名>”と打つだけでPHPファイルを実行できます。
これが何の役に立つのかというと、例えば自分で書いたphpファイルのエラーを確かめたいときに、いちいちApacheのログを確認しなくてもどこでエラーが起きているかがすぐにわかります。
今回はこれをWindowsでも使えるようにしていこうと思います。
php.exeの入手
これはどこで入手してきてもいいです。
サイト1
多分公式サイトです。
サイト2
これはPocketMineというphpアプリケーション用の ‘php.exe’ です。
拡張ファイルで、yamlが使えたりpthreadが使えたりと、カスタマイズされています。
自分はPocketMineをphp7に対応させるついでにやったのでこちらからダウンロードしました。
両方において”Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ“が必要になるかもしれません。
php.exeの配置
php.exeを置くディレクトリを決めます。
ここでは例として”D:php\php.exe“とします。
ダウンロードしてきたファイルを解凍して、その中身をすべて”D:php\“に入れます。念のためにphp.exeがあるか確認しておいてください。
一度試しに実行してみます。ここでは”C:\Users\[ユーザー名]\Documents\test.php“というテストファイルに
<?php echo "Test OK.";
と記述しておきます。
D:¥php¥php.exe Documents¥test.php
Test OK.
という風になればOKです。
パスを通す
つぎにパスを通します。パスを通すと”D:\php\php.exe”と打たなくても”php”だけで実行してくれるようになります。
コマンドプロンプトで、
SETX PATH "%PATH%;D:\php"
と入力します。D:\phpはphp.exeを配置したディレクトリに置き換えてください。
これで
php Documents¥test.php
Test OK.
となれば成功です。